全国健康生活普及会 東関西担当の杉垣です。
今日は、夏場のビールのお伴とも言える、枝豆についてです。
これからの季節、
お風呂上がりにナイター中継を見ながらビールに枝豆というスタイルは、
昭和のおじさんにとって、サイコーに幸せな日常でした。
風呂上がりのビールに最高に合う枝豆は、実は大豆の未熟な実なのだそうです。
日本では穀物用としての大豆の栽培は古代から行われていましたが、
枝豆として盛んに用いられるようになったのは、17世紀末、江戸時代。
夏になると往来に枝豆売りの姿が見られたようです。
食物繊維・鉄分、ビタミンA・Cも豊富で、さらには野菜には少ないたんぱく質も多く含んでいます。
便秘・肌荒れ・貧血といった美容トラブルにも効果を発揮してくれます。
枝豆は大豆の未熟なものであるため、栄養成分も大豆によく似ています。
たんぱく質、ビタミンB1、B2、食物繊維、カルシウムが豊富。
中でもビタミンB1は普段の食生活では不足しがちなので、積極的に取りたいものです。
脂肪も野菜の中では多く、そのためカロリーは高め。
大豆にはないビタミンCが多いのも特徴で、特にたんぱく質は動物性たんぱく質に似たアミノ酸組成のためとても良質です。
同じように見える枝豆も、実は、品種が多く、
サヤの表面にある産毛(うぶげ)の色が、白毛種と赤毛種とに分かれます。
よく食べられるのは、白毛種。全国的に栽培されているものは、奥原早生と言うそうです。
他に、サッポロミドリ、白鳥、早生緑、ユキムスメ、三河島などなど・・・だだ茶豆や、丹波黒豆などの銘柄も有名ですよね
晩生系の「茶カオリ」という品種は、香りよく甘味もあり、
優良品種として評価されています。
枝豆は、昔から心臓や風邪、咳止めに効用があるといわれています。
また、アルコールから肝臓や腎臓をまもる成分「メチオニン」を含んでいるのです。
さらに、ビタミンB1、Cを含んでおり、アルコールの分解を促し、肝臓に負担がかからない作用をしています。
ということで、ビールのおつまみに枝豆は、理にかなった最適のおつまみですね。
ただし、消化吸収がよくないので、よくかんで食べる事が肝心です。
それから飲み過ぎれば、よくないことはもちろんです。